田舎の良い空気の中で療養を……魔素欠乏症で都会で暮らせなくなった転生幼児・杉山空は、祖父母との田舎暮らしに最後の希望を託す。 だが、憧れのスローライフに胸躍らせてトンネルを抜けた先は、巨大な昆虫が跋扈する人外魔境だった!? 憧れの虫取りは、1メートル超えのカブトムシが相手。 楽しいはずの散歩は、人体にも芽吹くタンポポ狩りへと発展!? 「じぃじ、ばぁば、たすけて~(涙)」 怯えて右往左往する空は、強靭な村人たちのハートを鷲掴んでしまうばかりか、何故か田んぼの神様まで呼び寄せてしまい……? きっとふるさとを思い出す! 臆病少年の命がけ(?)ほのぼのファンタジー!